こんにちは。mina です。
2018年の4月にオーストラリア、アデレードへ移住しました。
今ちょうど到着して2ヶ月がたったころです。
このブログの目的は二つあります。
まず、自分達の記録として。
日本を出て海外で暮らしたい。ここではないどこか、を心に抱きながら東京で暮らすことウン十年。
出なくては!という気持ちに至った経緯はまた別の機会に述べるとして、
今こうしてアデレードの美しい緑とかぐわしいパインやユーカリの香りにつつまれて
新しいスタートにようやくたった、という気持ちでいっぱいです。
そこに至るまでの道筋と、今暮らしのベースを作り、仕事をスタートし、この場所で子育てをしていく。これからの歩みを記録として残しておきたいという目的がひとつ。
次に、日本から出て他の国でくらしてみたい、仕事をしてみたいな、と思っている人に向けてはこんな方法でやりました、という具体的な方法や手段を伝えられたらという目的。
移住を考えていない人にも、ほー、こんな暮らし方があるのだ、ということを多様な人生のありかたとして示せたら、と思っています。
まだ私達はスタートラインにたったばかりなので、今から一年後どのように暮らしているのかは、全く未知な状態。先行きが見えないなんて… 不安というより、ワクワクしています。
(夫にminaはワクワクが90% ドキドキが10%でしょ、と言われてまさにその通り)
お手紙のような気楽な形式で、記していければ… と思い始めてみます。
焦燥感にかられながらオーストラリア政府のVISAのページを
クリック、クリック、していたのは、今からちょうど丸二年ほど前でしょうか。
オーストラリアに移住する、というと
「なんでオーストラリアなの?」という質問を繰り返し、うけてきました。
私達はオーストラリアありきではなく、他の国のVISAの可能性も探ってみた上でこの国に至りました。
具体的にはイタリア、カナダ、オランダ。そしてオーストラリア。
夫婦ともどもイタリアの文化が大好きで、一時期はイタリア語を二人で学んでいました。
1歳すぎの娘をつれて、北イタリアのボローニャとレッジョエミリアに1ヶ月滞在したことも。
ですがそこで仕事をみつけることのハードルの高さ、VISAが降りる可能性の低さ、
またイタリアの若い人の失業率や現状などを聞いて、(大学を卒業しても職につけずアパレルの店員としてパートで働かざるを得ない現実など)
外国人としてイタリア語も堪能でない自分達には壁が高く立ちはだかっているのを感じました。
レッジョ・エミリアの幼児教育やボローニャの人々の暖かさ、食、歴史と文化。
惹かれる部分はとめどなくありながらも、
日本から出る「移住」が主の目的であるならば、
憧れを優先して移住が後回しになってしまっては本末転倒だし、憧れ続けても具体的に事態を打開できる方法も思いつかず。
そんな時、なぜか”メルボルン”が頭に浮かんだのですね。
NHKで「世界街歩き」という番組がありますが、かつてそこでみた街並みに
「あ、ここなら住めそう!」と思ったのがきっかけでした。
ツイッターでも意識し始めるとメルボルン在住の方のツイートが目にとまるようになり、
知れば「世界で一番住みやすい街」だといわれているとか。
始まりは、そんななんとなーく、のきっかけに過ぎなかったのです。
早速、こどもの寝しずまった深夜&早朝にクリッククリックしてVISA情報を求め
複雑な多数のVISAの中、何が自分たちに当てはまるのか検索しつづけて、
Skilled Migration「技術移民」という方法があることがわかりました。
ですが、がーーーーん、メルボルンのあるヴィクトリア州では私たちの仕事(私はファッションデザイナー、夫はインテリアデザイナー)ではVISAが取れないことがすぐにわかりました。え、もう無理なの?!もうメルボルンに住めないの??その時の絶望感。
メルボルン以外に唯一聞いたことのある大都市シドニーのあるNew South Wales州にもありません。(オーストラリアのことを、全然知らなかったのです)
検索してみつかったのが、South Australia州、そう、今住んでいるアデレードを州都にした、オーストラリアの南側の州だったのです。
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オーストラリアのVisaについては
オーストラリア政府のウェブサイトを開くことから始まります。
どんなVISAがあるの? Visa Finder
仕事以外にも留学など、目的に応じたVISAを探すことができます。オーストラリアは観光にいくだけでも”ETA”という VISAがいります。これは1日でオンラインで取れます。
無数にあるVISAを全部理解する必要はなく、自分に合うものをまず探すことが目的。
技術移民” Skilled Migration”とは:
ある特定の職種で仕事の経歴がある人で2018年現在申請時に45歳未満、ポイントシステムで必要なポイントをクリアすると、VISAがおりるシステムです。
(ここでは期間限定の就労VISA “Temporary sponsored skilled visa”ではなく、永住権&永住権を視野にいれた就労VISAを話します。2017年7月には今まで多数の移民を受け入れてきた4年間限定の就労VISA subclass 457が終了することがオーストラリア政府よりアナウンスされ、衝撃が走ったのも記憶に新しいです。)
このページの中に、期間限定VISAを除いてもこれだけのVISAがあります。
Provisional and Permanent skilled visas
- Employer Nomination Scheme visa (subclass 186)
- Regional Sponsored Migration Scheme visa (subclass 187)
- Skilled Independent visa (subclass 189)
- Skilled Nominated visa (subclass 190)
- Regional (Provisional) visa (subclass 489) ←私達の取得したVISA
- Skilled Regional visa (subclass 887)
- Business Talent (Permanent) visa (subclass 132)
- Business Innovation and Investment visa (subclass 188)
- Permanent Business Innovation and Investment visa (subclass 888)
複雑な技術移民VISAをわかりやすく検索!便利な ANZSCO Search
自分の職種は、どこの州のどのVISAで移住の可能性があるのか、簡単な登録のみで利用可能です。英語の職種名や、ANZSCOとよばれるAustraliaの職業に振られたナンバーで検索します。
ANZSCO Searchで検索するとこのような画面がでてきます。Fashion Designerで検索してみました。
Eligibility で❌がついているものは可能性がゼロです。
いくら努力しても、だめなものはだめ。えっ❌ばっかりではないか…
諦めずにみていきます。
see→State Eligibility tab、となっているのは州によっては可能性があるかも?!ということ。
そして州別の可能性の一覧。Fashion Designerに関しては、州の技術移民が可能な職業リストには乗っていないけれど条件があれば可能性があります!という州が ACT, NT, TAS, SA 州にあるということです。おっ可能性が繋がった。ここがスタート。
移住を全く考えていない方も、なんとなーく興味があるかたも。
ぜひご自身の職業を検索してみてくださいね。VISAの可能性がつまびらかになります。
まだこれから職歴を積む若い方は移民として市場ニーズの高い仕事を探ってみることも、ありだと思います。
技術移民の職業リストは大きくは毎年1回、7月に更新されますがそれ以外にも需要と供給バランスにより刻々と更新され、突然条件が変わってしまうこともあり、注意が必要です。
次回は、技術移民に必要な日本の仕事の経歴をオーストラリアへどうやって証明するの?という点を話したいと思います。
こんにちは!
ブログ読ませてもらいました!ワクワクする文章♡私もオーストラリア移住の為に色々調べました。が、年齢が引っかかってくるんですね。。仕事はナースですが、これも免許取得までハードな道のり(⌒-⌒; ) でも何かいい方法はないかと模索です。。と言いつつ月日は流れ。。
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こんにちは。今年年末辺りから夫の仕事の関係でアデレードへ転勤が決まったものです。小学校5年生と3年生の娘がおり、IELCのお話などとても参考になりました。ありがとうございました。
現在は、小学校をどこにすればいいか検討し始めましたがどの小学校からも現在募集の生徒数が多くIELC後の入学は比較的難しいとの返信をいただきました。そのため、何を基準にどこを選ぶべきか非常に悩んでおります。
もし可能でしたら、どのようにどの地域のIELCを選び小学校をお決めになったのか、教えていただけるとありがたいです。
お忙しい中ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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